iPhoneの「モバイルデータ通信プランを追加」にeSIMが表示されない!原因と解決策を完全ガイド【2025年版】

旅行SIM

いよいよ明日から、楽しみにしていた海外旅行。準備も万端、あとは空港に行くだけ!…の前に、現地で使うための「eSIM」をiPhoneにインストールしておこう。

あなたはそんな風に、ウキウキしながらiPhoneの設定画面を開きます。「設定」から「モバイル通信」、そして「eSIMを追加」をタップ。しかし、次の瞬間にあなたの目に飛び込んできたのは、期待していたQRコードの読み取り画面ではなく、真っ白な画面、あるいは何も起きない沈黙…。

「え、なんで?」「ここからどうすればいいの?」「もしかして、買ったeSIMが無駄になった…?」

一瞬にして、旅への期待は焦りと不安に変わってしまいますよね。

こんにちは!数々のeSIMトラブルを乗り越え、今ではすっかりeSIMマスター(自称)の大学生ライター、Hです。何を隠そう、私自身が初めてeSIMをインストールしようとした時、まさにこの「何も表示されない」という壁にぶち当たり、夜中に一人で頭を抱えた経験があります。

だからこそ、この記事では、あの時の私のように困り果てているあなたのために、iPhoneでeSIMが正常に追加できない根本的な原因から、誰でも順番に試せる具体的な解決策まで、どこよりも詳しく、そして優しく解説していきます。

大丈夫です。この記事を読みながら一つずつ確認していけば、あなたのiPhoneはきっとeSIMを認識してくれます。さあ、一緒にこの問題を解決して、安心して旅の準備を終わらせましょう!

大前提:なぜeSIMが表示されない?考えられる「5つの原因」

本格的な対処法に入る前に、まず「なぜ、こんなことが起きるのか?」という全体像を掴んでおきましょう。この問題の裏には、主に5つの原因が隠れています。

  1. 原因①:eSIMの「招待状」が手元にない(QRコード未準備の状態
    • そもそも「モバイルデータ通信プランを追加」画面は、eSIMをインストールするための*「入り口」に過ぎません。eSIM本体の情報(QRコードなど)がなければ、何も表示されなくて当然なのです。
  2. 原因②:インターネットという「橋」が繋がっていない(Wi-Fi未接続)
    • eSIMはデジタルデータです。そのデータをあなたのiPhoneにダウンロードするためには、インターネット接続が不可欠です。
  3. 原因③:お使いのiPhoneに「資格」がない(eSIM非対応・SIMロック)
    • 残念ながら、すべてのiPhoneがeSIMを使えるわけではありません。また、特定のキャリアで購入したiPhoneには「SIMロック」という制限がかかっている場合があります。
  4. 原因④:iPhoneの「OS」が古い
    • スマートフォンの頭脳であるOS(iOS)が古いと、eSIMに関する機能が正常に作動しないことがあります。
  5. 原因⑤:eSIM提供元の一時的な「問題」
    • ごく稀に、あなたのiPhoneではなく、eSIMを販売している会社(Airalo, Holaflyなど)側でシステムメンテナンスや障害が起きている可能性もあります。

あなたの状況は、このどれかに当てはまっているはずです。では、これらを一つずつ潰していくための具体的なステップを見ていきましょう。

【解決策 Part 1】ウォーミングアップ!まず確認すべき基本的なチェックリスト

複雑な操作は後回し。まずは誰でも簡単に確認できる、基本的な項目からチェックしていきましょう。これだけで解決することも少なくありません。

チェック1:安定したWi-Fiに接続されていますか?

これが最も重要で、最も見落としがちなポイントです。

eSIMは、物理的なカードではなく「情報」です。eSIM販売サイトからあなたのiPhoneへ、その「情報」をダウンロードするために、安定したインターネット接続が絶対に必要になります。

  • Wi-Fiに接続していますか? モバイルデータ通信ではなく、必ずWi-Fiに接続した状態で操作してください。
  • そのWi-Fiは安定していますか? 空港やカフェのフリーWi-Fiは、セキュリティが厳しかったり、接続が不安定だったりして、ダウンロードがうまくいかないことがあります。自宅やホテルの、パスワードで保護された安定したWi-Fiで試すのが最も確実です。

eSIMは、インターネットに繋ぐためのものなのに、インストールにインターネットが必要、というのは少し不思議に感じるかもしれませんが、「eSIMのインストールはオフラインでは不可能」と覚えておきましょう。

チェック2:あなたのiPhoneのiOSは最新ですか?

スマートフォンのOSは、人間でいうところの「知識」や「経験」のようなもの。古いままでは、新しい技術であるeSIMにうまく対応できないことがあります。

  • 確認方法: 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進みます。
  • 「iOSは最新です」と表示されていればOKです。
  • もし新しいバージョンのiOSが表示されたら、「ダウンロードしてインストール」をタップして、アップデートを行いましょう。アップデート後、再度eSIMの追加を試してみてください。

チェック3:伝家の宝刀「再起動」は試しましたか?

どんなデジタルの不具合にも有効な万能薬、それが「再起動」です。一時的なシステムの不調や、メモリの混乱が原因の場合、iPhoneを再起動するだけであっさりと問題が解決することがあります。騙されたと思って、一度試してみてください。

【解決策 Part 2】eSIMの「正体」を理解して原因を探る

基本的なチェックで解決しない場合、問題はもう少し核心に近づきます。「モバイルデータ通信プランを追加」の画面と、eSIMの「正体」の関係を理解しましょう。

① eSIMの「招待状」、QRコードは手元にありますか?

eSIMのインストールは、eSIMプロバイダーから送られてくるQRコード(eSIMの招待状)をiPhoneのカメラで読み込むことから始まります。

つまり、「モバイルデータ通信プランを追加」の画面は、このQRコードを読み込むためのカメラを起動させるためのボタンに過ぎないのです。QRコードがなければ、その先のステップに進めないのは当然です。

【QRコードはどこで手に入る?】

  • 購入完了メールを確認する: eSIMを購入すると、通常は登録したメールアドレスにQRコードが記載されたメールが届きます。迷惑メールフォルダに入っていないかも確認しましょう。
  • eSIMプロバイダーのアプリやマイページを確認する: AiraloやHolaflyなどのサービスでは、公式アプリやウェブサイトのマイページにログインすると、購入したeSIMのQRコードが表示されるようになっています。

もし、メールにもマイページにもQRコードが見当たらない場合、購入手続きが正常に完了していないか、あるいは購入直後でプロバイダー側での発行が追いついていない可能性があります。少し時間を置いてから再確認してみましょう。

② そのQRコード、うまく読み取れていますか?

QRコードはあるのに、カメラで読み取れない、あるいはエラーが出る場合は、以下の点を確認してみてください。

  • カメラのレンズは綺麗ですか? 意外な盲点ですが、指紋などで汚れていると正しく読み取れません。
  • QRコードは鮮明ですか? 他のPCやタブレットの画面に表示している場合、画面の明るさを最大にしてみてください。印刷したものが滲んでいたり、小さすぎたりしても読み取れません。

③ 最終手段:「手動入力」を試す!

どうしてもQRコードが読み取れない場合でも、諦めるのはまだ早いです。QRコードと一緒に、通常は以下の2つの情報が送られてきているはずです。

  • SM-DP+アドレス
  • アクティベーションコード

これらは、QRコードの情報を文字列にしたものです。 「モバイルデータ通信プランを追加」の画面でQRコードをスキャンする画面の下の方に、「詳細情報を手動で入力」という小さな文字のリンクがあります。これをタップし、送られてきた2つのコードを正確にコピー&ペーストすれば、QRコードをスキャンしたのと同じ結果が得られます。

【解決策 Part 3】あなたのiPhoneの「資格」を最終確認

手順に問題がない場合、原因はあなたのiPhone自体にあるかもしれません。以下の2点は、eSIMを利用するための絶対条件です。

① お使いのiPhoneは、本当にeSIMに対応していますか?

eSIMは比較的新しい技術のため、残念ながら古いモデルのiPhoneでは利用できません。

  • eSIM対応モデル: iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XR以降のすべてのモデル(iPhone SEの第2世代、第3世代を含む)
  • eSIM非対応モデル: iPhone X, iPhone 8, iPhone 7など、それ以前のすべてのモデル

【簡単な確認方法】 「設定」→「モバイル通信」と進んだ時に、「eSIMを追加」や「モバイルデータ通信プランを追加」という項目が存在すれば、あなたのiPhoneはeSIMに対応しています。この項目自体がない場合は、残念ながら非対応機種ということになります。

※注意:中国本土、香港、マカオで販売されたiPhoneの一部には、eSIMの代わりに2枚の物理SIMが入るデュアルSIMモデルがあり、eSIMに対応していない場合があります。

②【最重要】「SIMロック」という名の呪縛は解かれていますか?

これが、日本人旅行者が最も陥りやすい罠です。

docomo, au, SoftBankといった日本の大手キャリアでiPhoneを購入した場合、そのままだと他社のSIM(海外eSIMを含む)が使えないようにする「SIMロック」がかかっていることがあります。

  • SIMロックの確認方法:
    1. 「設定」→「一般」→「情報」と進みます。
    2. ページを下にスクロールし、「SIMロック」(iOSのバージョンによっては「キャリアロック」)という項目を確認します。
    3. ここに「SIMロックなし」と表示されていれば、問題ありません!あなたは自由です。
    4. もし「SIMロックあり」と表示されている場合、これがeSIMを追加できない原因です。
  • SIMロックの解除方法: 契約しているキャリアのウェブサイト(My docomoなど)にログインし、ご自身で解除手続きを行う必要があります。手続きは無料で行えますが、海外に出てしまうと手続きが困難になることが多いため、必ず日本にいるうちに済ませておきましょう。

【それでもダメな時は】最終チェックポイントと相談窓口

ここまでのすべてを試しても解決しない場合、原因はかなり稀なケースか、あるいはあなた自身ではなくサービス提供元にある可能性が高まります。

  • VPNや特殊なネットワーク設定をしていませんか? もしVPNに接続している場合は、一度OFFにしてから再度試してみてください。企業のプロファイルなどがインストールされている場合も、影響することがあります。
  • eSIMプロバイダーに問い合わせる 最後の手段は、専門家であるeSIM販売元のサポートセンターに連絡することです。問い合わせる際は、以下の情報を伝えると、スムーズに問題解決が進みます。
    • 注文番号
    • お使いのiPhoneのモデル名(例:iPhone 15 Pro)
    • iOSのバージョン
    • 「eSIMを追加の画面に何も表示されない」という具体的な状況
    • これまでに試した対処法(Wi-Fi接続、再起動、SIMロックなしの確認など)

まとめ:eSIM設定のトラブルは、順番に確認すれば怖くない!

iPhoneにeSIMが表示されない、追加できないという問題は、多くの人が一度は経験する道です。しかし、その原因は必ずどこかに隠れています。

この記事で解説した手順を、もう一度おさらいしましょう。

  1. 【基本の確認】 安定したWi-Fiに接続し、iOSを最新にして、iPhoneを再起動する。
  2. 【eSIMの準備】 購入元から送られてきたQRコードを手元に用意する。ダメなら手動入力を試す。
  3. 【iPhoneの資格確認】 お使いのiPhoneがeSIM対応機種であること、そして「SIMロックなし」であることを確認する。
  4. 【最終手段】 上記すべてを確認してもダメなら、eSIMプロバイダーに問い合わせる。

eSIMの設定は、最初のうちは少し戸惑うかもしれませんが、一度この仕組みを理解してしまえば、海外旅行をこれ以上なく快適にしてくれる最高のツールになります。この記事が、あなたのeSIMデビューを無事に後押しできたなら、これほど嬉しいことはありません。


参照文献

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