海外旅行の時、「日本の電話番号はそのまま使いたいけど、インターネットは安く済ませたい…」。そう思ったことはありませんか?
その願い、お使いのスマートフォンの「デュアルSIM」機能を使えば、実はとても簡単に叶えられるんです。
この記事では、日本のSIMと海外用のeSIMを賢く併用して、あなたの海外旅行を最高に快適にするための全手順を、どこよりもやさしく解説します。難しそうに見えるかもしれませんが、やってみると意外と簡単ですよ。
1. 「デュアルSIM」って、そもそも何?
デュアルSIMを一言でいうと、「1台のスマホで、2つの回線(電話番号やデータプラン)を同時に使えるようにする機能」のことです。
最近のスマホの多くは、手で触れる「物理SIMカード」と、QRコードなどでスマホに直接ダウンロードする「eSIM」というデジタルなSIM、この2種類を組み合わせてデュアルSIMとして使えます。
この「物理SIM+eSIM」という組み合わせが、海外旅行で最高のパートナーになってくれるんですよ。
2. なぜ便利なの?デュアルSIMで旅が“最強”になる5つの理由
日本のSIMを入れたまま、海外用のeSIMを追加すると、どんないいことがあるのでしょうか。知るともう元には戻れない、嬉しいメリットをご紹介します。
理由1:ネット代が、びっくりするくらい安くなる!
これが一番の魅力かもしれません。日本の携帯会社の海外プランは1日1,000円近くかかることもありますが、海外eSIMなら、行き先にもよりますが数日間のプランが1,000円程度から見つかります。浮いたお金で、旅の思い出が一つ増やせますよね。
理由2:日本の電話番号が、海外でもそのまま使える!
家族や職場からの大事な電話も、いつもの番号で受け取れます。そして、ネットバンクやサービスのログインで必要な「SMS認証」が海外でもちゃんと届く。これ、地味にすごく大事なポイントだと思いませんか?SIMを入れ替えるとこれができなくて困ることがあるんです。
理由3:SIMカードの抜き差しが、もういらない!
空港で小さなSIMカードを失くさないかヒヤヒヤしながら入れ替える…あの作業、もう必要ありません。eSIMはオンラインで買って、QRコードを読むだけ。SIMカードを失くす心配も、壊す心配もゼロです。
理由4:データ通信と電話の「いいとこ取り」!
「ネットは安い海外eSIMで使い放題、電話の待ち受けは日本の番号で」という、一番賢い使い方ができます。便利さも安さも、どっちも手に入れられるのがデュアルSIMのすごいところです。
理由5:いざという時の「お守り」になる
万が一、現地のeSIMの電波が悪い時でも、日本のSIMで緊急の連絡はできます(※通話料はかかります)。「通信手段がゼロになることはない」という安心感は、慣れない土地での心の支えになります。
3. やってみよう!3ステップで終わる、かんたん設定マニュアル
さあ、ここからは実際の設定方法です。iPhoneもAndroidも、やることは基本的に同じ。画面の指示に従って、一緒にやってみましょう!
Step 1:出発前に、日本で準備すること
- 海外eSIMを買って、スマホに入れておく まずは、渡航先に合った海外eSIMをネットで探して購入します。「Airalo」や「Holafly」などのサイトが有名です。購入するとQRコードが送られてくるので、それをスマホのカメラで読み込んで、eSIMをスマホに追加しておきましょう。 ポイント: この時点では、まだeSIMをオンにしなくて大丈夫です。現地に着いてから、スイッチを入れます。
- SIMに分かりやすい「名前」をつける どっちがどっちのSIMか分かるように、名前を付けておくと後が楽ですよ。 (例:「いつも使ってるSIM」と「ハワイ旅行SIM」)
Step 2:現地に着いてからやること【最重要!】
飛行機が着陸したら、いよいよ設定です。ここが一番大事なポイントなので、落ち着いてやりましょう。
- 【絶対に忘れないで!】日本のSIMの「データローミング」をオフ! **これをやらないと、高額請求が来てしまう可能性があります!**日本のSIMが、海外の電波で勝手にデータ通信をしないように、必ずスイッチをオフにしてください。
- 「設定」アプリを開く →「モバイル通信」→「日本のSIM」を選ぶ →「データローミング」をオフにする。
- ネットに使うSIMを「海外eSIM」に切り替える 次に、「これからは、このSIMでインターネットを使いますよ」とスマホに教えてあげます。
- 「設定」アプリの「モバイル通信」を開く →「モバイルデータ通信」という項目をタップ →「海外eSIM」(自分で付けた名前)を選ぶ。
- 最後に、海外eSIMの「データローミング」はオンにする 「あれ?」と思うかもしれませんが、これで良いんです。海外eSIMは、現地の電波を借りて(ローミングして)使うのが前提のサービスなので、オンにしないとインターネットに繋がりません。料金は購入時に支払い済みなので、ご安心を。
これで設定は完了!画面の上にアンテナのマークが2本立ったら、成功です。
Step 3:電話の設定もしておこう
電話をかける時に、日本の番号と海外の番号(もしあれば)のどちらを使うか選べます。「デフォルトの音声回線」という項目で、「毎回確認」にしておくと、電話するたびに選べるので便利ですよ。
4. こんな時どうする?デュアルSIMのQ&A
Q1. 日本からの電話やSMSは、本当に届くの?
A1. はい、日本のSIMがオンになっていれば、いつも通り届きます。ただし、電話に出ると国際ローミングの着信料がかかるので、そこだけ注意してくださいね。SMSの受信は無料の場合が多いです。
Q2. LINEやインスタは、そのまま使える?
A2. ご心配なく!いつも通り、全く問題なく使えます。アプリの設定を変える必要は何もありません。
Q3. 日本に帰ってきたら、どうしたらいい?
A3. 行きの設定と逆のことをするだけです。「モバイルデータ通信」を日本のSIMに戻して、使い終わった海外eSIMはオフにするか、削除すれば元通りです。簡単ですよね。
まとめ
どうでしたか?デュアルSIM、なんだか自分にもできそうな気がしてきませんか?
最初は少しだけ設定が面倒に感じるかもしれませんが、一度この快適さを知ってしまうと、もうWi-Fiルーターをレンタルしたり、SIMカードを入れ替えたりする旅には戻れなくなります。
スマートフォン1台で、もっと自由に、もっと賢く世界とつながる。 次の旅行では、ぜひこの快適さを味わってみてくださいね。
参照文献
- Apple. (n.d.). iPhoneでデュアルSIMを使用する. Apple サポート (日本). 2025年8月13日閲覧. https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph9c5776d3c/ios
- Apple. (n.d.). 海外旅行中に iPhone で eSIM を使う. Apple サポート (日本). 2025年8月13日閲覧. https://support.apple.com/ja-jp/118227
- シャープ株式会社. (n.d.). 2枚のSIMを使い分けて通信料をお得に!「デュアルSIM」のススメ. AQUOS:シャープ. 2025年8月13日閲覧. https://k-tai.sharp.co.jp/support/changeguide/guide4/p04.html
- 株式会社NTTドコモ. (n.d.). 海外での電話のかけ方・受け方. NTTドコモ. 2025年8月13日閲覧. https://www.docomo.ne.jp/service/world/roaming/content/voice/


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